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小児科食物経口負荷試験のご案内

 当院小児科では、食物アレルギー児を対象に食物経口負荷試験を行っております。
負荷食物は、主に鶏卵、牛乳、小麦などが中心ですが、他の食物にも対応しています。

 食物アレルギーは血液検査や皮膚テストだけでは正しく診断することはできません。
その検査が陽性でも必ずしも症状が出るとは限らず、また陰性であっても症状が出る場合があります。
食物アレルギーは原因となる食物で症状が出る場合、原因食物の除去を行うことが治療の基本です。
しかし、食事制限ばかりしていると生活や健康上での問題が起きる事があるため、
正確に診断し適切な食事療法を行う事(必要最小限の除去)が重要であると考えています。

 

◆食物経口負荷試験検査の実績(2018年度)

 入院:34、外来:31

 

◆食物経口負荷試験検査の目的

(1)食物アレルギーを、診断する。
  (食べて症状が出ないか。どれ位食べて症状が出るのか[閾値の確認]。必要最小限の除去の確認。)

   ※閾値:感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な、最小の強度や刺激などの(物理)量。

(2)食物アレルギーが、治ったかどうかを確認する。(食べてもいいかどうか 耐性獲得の確認)

 

 食物負荷試験は、実際に除去していた食物や、検査値高値で初めて食べる食物を食べて症状を観察する試験です。
危険を伴うこともあるので、必ず医師のもとで行われるべき検査です。

 患者様と医師が相談の上、適応を決め、入院の予約を行います。尚、提供する試験食は、持参して頂いています。

 

◆食物アレルギー 入院経口負荷試験の当日のスケジュール

8:00~ 食事摂取禁止(水・お茶は可)
9:00~9:30 小児科外来で負荷試験前診察。負荷試験の最終確認
9:30~10:00頃

病棟の準備が出来たら小児病棟へ

入院のオリエンテーション

負荷食品の準備

10:30前後~ 負荷試験開始(負荷回数によって時間が異なる)
12:30前後~ 負荷試験終了
13:00頃 昼食または哺乳など摂取
14:30頃 退院前診察と今後の方針の確認
15:00頃 退院

(1)9歳未満の患者例です。年齢や診療内容によって、スケジュールが変更となります。
(2)時間はあくまで目安です。外来や病棟の状況、アレルギー症状出現の有無などで前後することがあります。
(3)特に少量(1gや1ml未満)の負荷する場合は、胃の中を出来るだけ空にしたいので、
   8時以降は水・お茶以外は原則禁止です。但し、乳児や安静に保てない場合などは、
   主治医と相談して許可することがあります。
(4)退院後、最低2時間程度は、激しい運動や熱いお風呂は控えて下さい。

 

◆食物アレルギー経口負荷試験を受けられる際の注意点

(1)以下のような体調不良時は、負荷試験が原則中止となります。速やかに病院までご連絡下さい。

  ・1週間以内に38℃以上の発熱が認められた場合

  ・喘息発作などで咳が著明な場合

  ・胃腸炎症状(嘔吐・下痢)が認められた場合

  ・蕁麻疹や皮疹が悪化傾向の場合

  ※鼻水や咳が少しある程度であれば、当日診察して可否を判断します。

(2)薬に関しては特に主治医から指示無ければ、下記の対応とします。

  ・負荷3日前から中止すべき薬

   抗アレルギー薬(アレロック、アレジオン、セルテクト、ペリアクチン、ザイザル、ザジテン、
   ジルテック、リザベンなど))

 

   ステロイド薬(プレドニン、デカドロン、リンデロンなど)

 

  ・負荷当日は中止すべき薬

   ステロイド軟膏(ロコイド、キンダベート、リンデロンなど)

 

  ・中止しない可能性が高いが、申告して頂きたい薬

   抗ロイコトリエン拮抗薬(シングレア、オノンなど)

   吸入ステロイドや点鼻薬

  ※抗アレルギー薬は継続して内服している場合には、主治医の判断でそのまま継続で負荷試験することもあります。

 

 ◆食物アレルギー経口負荷試験をご希望の方へ

 小児科一般外来を受診して、外来担当医師の診察を受けて下さい。

 小児科一般外来受付時間 平日月~土曜日 8:30~11:00

以 上

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