HOME>法人のご案内>事業・決算報告2003年度 事業報告・決算報告>2003年度 経営方針
●2003年度 経営方針

2003年度は、社会福祉法の改定、介護保険法の実施、社会福祉法人会計基準の変更等から4年目に当たります。全般的には制度変更への対応も定着し、ほぼ順調に事業を進めることができました。しかし、介護報酬の見直し、医療費の個人負担増と収入低下の要素が加わり経営の困難さが増してきた年でもありました。

1. 医療事業においては、医療費個人負担増という逆風にもかかわらず、入・通院患者数が対前年度比5%増加しました。福祉事業においては、施設入所者は定員に変更がないので増減はありませんが、在宅部門の利用者は対前年度比8.7%増加しました。一方、医療・福祉全体をとおして業容の拡大・処遇改善等のため、職員数が対前年度末比7.3%増加しました。これらに伴う収支状況については会計報告にて報告いたします。

2. 役員の交代としては、前年度末島田町子理事の定年による退任に伴い後任に草柳芳江氏(清風園施設長)が4月1日付で、植 清輔常務理事が辞任のため、5月評議員会・理事会において後任に古田和彦氏(総務部長兼財務部長)が選任され、6月1日付で、それぞれ就任いたしました。
また、評議員の改選期であり、次期評議員候補者選考委員会の候補者名簿の提出に基づき5月理事会において選任が行われました。評議員定年により、雨宮栄一氏、西山恒八氏が、職員の異動により澤田久雄氏、草柳芳江氏が退任され、後任には、立浪日郎氏(墨田区民生委員児童委員協議会会長)、中村民男氏(日本基督教団亀戸教会牧師)、若林正夫氏(豊野病院長・ゆたかの施設長)、中村慶彦氏(東海診療所長)が7月1日付で、それぞれ就任いたしました。その他の方々は再任されました。


3. 主要事業計画

1.東海清風園増改築工事については、前年度末に第1期工事が完成し、入所者の3分の2に当たる約120名の方々が4月に新施設に移りました。その後工事は順調に進み、1月23日に第2期工事が完成して建物の引渡しを受け、1月28日には残りの入所者・管理部門すべてが新施設に移りました。3月24日に落成式を挙行しました。

2.賛育会病院外来棟の増改築は、業務課事務室・看護師更衣室等に使用していた建物と母子保健館を取り壊し、6月18日に起工式を行い、地下1階地上6階建(建築面積 344.65平方米、延べ面積2,190.18平方米)の新外来棟の建設と現外来棟の改築に着手いたしました。本工事は診療活動を行いながらのため少なからず診療に影響がありましたが、おおむね順調に進めることができました。2004年5月には新外来棟が、同年末には現外来棟改修工事が完成する予定です。

3.相良清風園の将来計画に備えての隣接地取得については、農地転用手続き中であり、相良清風園増設計画と関連して相良町および静岡県と協議を進めています。

4.軽費老人ホームB型清林ハイツの事業転換については、現建物の改修による転換を行うか、或いは新しいケアハウス用の建物を新築して転換するか等の方法について東京都と相談をしながら検討しておりますが、転換に伴って現入居者の移行措置が問題となりますので、新規の入居受け入れを中止し変化に対応できるようにしています。

5.東京清風園の事業規模を検討することについては、措置制度から介護保険制度への変更に伴う東京都の小規模特養に対する経営支援補助金は3年間とされておりましたが、4年目である本年度も補助金が交付されました。しかし、前年度に比較して大幅な減額となりましたので、懸命の経営努力により本年度は事業活動収支差額の黒字確保はできましたが、今後の展開によっては予断を許さない状況におかれています。施設整備に対する補助金が大幅に減額されている現在、待機者数の推移などを慎重に見極め中長期計画を検討していきます。

6.公設の受託施設について、新しい運営方式を委託者と協議・検討することについては、墨田区立のはなみずきホーム、たちばなホームの2004年度以降の運営について委託者の墨田区と協議を続けてきましたが、新制度による運営は1年先送りとなりました。墨田区の財政事情が大変厳しく、介護報酬に付加される一定限度の補助金の範囲での施設運営を求められております。両施設とも小規模施設ですので、運営システム・意識の改革をはかり2〜3年のうちには継続的に運営可能な体制の再構築に努めます。なお、中央区との同様の課題は次年度に協議を行うことになります。

7.太平4丁目再開発地区への事業参加については、開発計画の進捗状況を見ながら慎重に対処していきます。本年度進展はありませんでした。

4. 重点目標

1.複数施設を持つ法人の特質を活かし、経営の効率化と業務の正確性を高めることについては、地域事業所における事務処理について進展があったほか、おむつの共同購入が東京墨田、豊野の2事業所で実施できました。備品の共同購入も法人全体で一部進めることができました。また、監査室により定期的に内部監査を実施いたしました。

2.情報の開示については、利用者・患者への契約内容の明示、診療・介護内容の開示、ホームページによる事業活動・施設紹介、事業・会計報告の公開等引き続き実施しました。職員に対する情報環境の整備を進めた結果、施設内情報の共有化は促進されました。しかし、法人全体情報の共有化・徹底については必ずしも十分ではありませんでした。

3.職員の育成については、年間計画に従い実施しました。特に、業務の基礎知識を単位ごとに取得していく単位制研修をすべての職員が計画的に全科目受講できる体制で実施しました。また、職種別研修として介護職研修を実施しました。

4.サービスの質の向上をはかることについては、第三者機関による評価を受け入れることを進め、東京墨田、町田事業所の特養・グループホームにおいて実施しました。

5.地域活動の広がりと深化については、本年度新たに訪問看護ステーションとよのが中野市に「サテライト賛育会」を開設し、地域的広がりをはかりました。また、東海清風園が浜岡町(現御前崎市)において訪問入浴事業を開始しました。各事業所とも、町内会活動等をとおして地域住民との関係が深まってきております。

6.中長期計画の策定については、本年度進めることはできませんでした。次年度の課題といたします。

7.職能資格制度の安定的運用を基本としていますが、2003年度にその一部を賛育会の実情に合わせて改定し、より円滑な運用をはかりました。なお、2000年4月に実施した新しい就業規則・賃金規程等について、豊野事業所労働組合が2001年3月末に長野県地方労働委員会に不利益変更であると提訴を行ったことについては、本年度末までに23回の審問が行われており、審問の終了は2004年夏以降になる状況です。社会福祉構造改革に合わせて導入した賛育会の人事制度は他の法人に先駆けて取り組んでいるものであり、長野県地方労働委員会においても賛育会の主旨が認められるものと確信しております。

5. その他

1.清風園の土地の一部で公道を挟んで飛び地になっている460.61平方メートルを売却しました。当物件は基本財産でしたが、飛び地であって不活用であるばかりでなく崩落の危険もあったので、厚生労働省の承認を受けて処分したものです。

2.賛育会創立60周年記念事業の一つとして、1979年に開設、以来22年間、391名の助産師を育成し、2001年度から休校中であった賛育会病院助産婦学校を2004年3月31日付で閉校しました。わが国の助産師育成動向の変化から、現在進めている賛育会病院外来棟増改築工事に当校再開発計画を組み込むことが困難となり、閉校のやむなきに至りました。

3.1月に2件の事故が発生しました。はなみずきホームのデイサービス利用者に誤嚥事故が発生し、その後、意識が戻らず闘病生活が続いています。また、第二清風園デイサービス利用者が利用中に行方不明となり、懸命の捜索にもかかわらず誠に遺憾ながらご遺体で発見されました。現在、ご家族・ご遺族とは誠意を持って話し合いを進めております。同時に、事故原因の究明、対策に万全を期するため、事故防止対策委員会を設置し再発防止に努めています。

以上が2003年度事業についての概要報告です。
詳細につきましては、別途事業報告・決算報告書を作成しておりますので、閲覧をご希望の方はお申し出下さい。

お問い合わせ先 : 社会福祉法人 賛育会 法人事務局


HOME求人のご案内事業のご案内法人のご案内話題と情報お問い合わせサイトマップ

社会福祉法人 賛育会
〒130-0012 東京都墨田区太平3丁目17番8号
TEL:03-3622-7614 FAX:03-3829-2302
Copyright (C) San-ikukai. All Rights Reserved.
個人情報保護について
苦情等のご相談について