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●2008年度 経営方針

中期3ヵ年計画の最終年度として定められた2008年度経営方針に基づき、当期の各事業を進めてきました。具体的には利用者サービスの向上と効率的事業運営を目指し、その取り組みに努めてきました。以下、ご報告申し上げます。

T. 概況
1. 医療事業においては、入院・外来患者延べ数が大幅に減少し医業収益が3億61百万円の減収になりました。一方、高齢者福祉事業においては施設系・居宅系事業ともに高い利用率を保ち事業活動収入は前年比96百万円増加しました。事業活動収入全体では医療事業の減収を補いきれず前年比2億84百万円減少しました。他方、支出においては慢性的な人手不足から医師の非常勤化、看護・介護職員の派遣利用等による人件費関連経費等が増加しましたが、患者減による医療材料費の減少、賞与支給額の減額等により事業活動支出が前年比1億1百万円減少しました。その結果、経常収支差額は前年比1億82百万円減の70百万円、当期活動収支差額は前年比94百万円減の78百万円となりました。詳細は会計報告でご報告いたします。

2. 本年度は役員の改選期であり、役員候補者選考委員会から提出された候補者名簿に基づき5月開催の第1回評議員会において役員が選任されました。今回は定款細則に定める定年者はなく理事・監事とも全員再任されました。任期は2008年7月1日から2010年6月30日までの2年間です。なお、7月1日開催の第3回理事会におきまして理事長には橋本章氏が、常務理事には古田和彦氏がそれぞれ再任されました。
また、横山ちさ江・住田学両評議員の退任に伴い、後任の評議員に武田美代子氏(賛育会病院看護部長)、井上彰造氏(東京清風園施設長)が選任されました。任期は残任期間の2009年6月30日までです。


3. 地域との共生を図り、地域の必要に応える事業・地域活動計画

1.施設間の連携、医療と福祉の連携強化については、賛育会病院・東京清風園・賛育会訪問看護ステーションが定期的にカンファレンスを行い、利用者情報の共有とより有効なサービス提供に努めたほか、グループホーム丘の家清風と清風園診療所・訪問看護ステーション清風園の連携強化等、各地において具体的な成果が上がってきています。また、地域福祉の向上に資する活動として、東海事業所における高齢者の自立した生活を支える介護保険外事業「オリーブサロン」の開始、墨田・東海事業所における障がい児・者との交流・連携活動等が進みました。

2.10月28日(火)賛育会創立90周年記念コンサートを後援会の主催、サポート委員会と地域の皆様が実行委員として準備に当たり、会場すみだトリフォニーホール大ホールにて実施しました。1600人の入場者があり、収益5,216,143円は賛育会病院建て替え費用に充てるため「賛育会病院建築費積立金」として積み立てました。本事業は新聞報道も多くなされ、賛育会の働きを広く周知することとなり、後援者の輪を広げる賛育会サポート委員会活動、及び、墨田地域の自治会・企業・諸団体との協働を進めることの具体的成果となりました。

3.賛育会病院はかねて準備していましたDPC(診断群分類別包括評価制度)を7月から導入し、順調に推移しています。

4. 提供するサービスの質の向上に資するための人事計画

1.人材育成・開発の基本である研修については当期においても年間計画に従い滞りなく法人・事業所・施設において実施しました。管理職能層である7級昇格者研修を昨年に引き続き実施したこと、各施設の勉強会に他施設から講師が派遣され、問題の共有と相互触発を図ることが定着してきたことが特筆されます。単位制研修においては、講師陣が均質な講義を実施するため、各科目の概要を示すシラバスが作成され、次年度から運用することとなりました。また、非常勤職員研修のガイドラインが教育研修委員会によって示され、それを基に各事業所・施設で非常勤職員研修を実施するようになりました。

2.職員定着率を前年比5%向上させることについては、常勤職員の定着率が前年比  7.4%減少となり目標達成はできませんでした。一方、非常勤職員の定着率と意欲を高める施策として、常勤職員慶弔規程の適用と年度の成績に応じて施設ごとに報奨金を支給できることとしました。

3.医師、看護・介護に関わる人材の確保がますます厳しくなってきた中で採用関連経費を増額し職員の確保に努めた結果、法人採用新卒者は目標数を確保することができました。なお、常勤・非常勤職員の中途採用に一層尽力する所存です。

4.職能資格制度を中核とする人事制度の継続運用を基本方針としていますが、より有効に活用するために職群制度の廃止とそれに伴う賃金制度改定の検討を重ねてきました。当期、職員代表からなる賃金制度改定検討委員会にてその内容を検討の上、労働組合への提案、職員への説明を行い、3月理事会において決定し、2009年度から改定実施いたします。

5. 適切な事業サービスを展開するための組織管理計画

1.東京清風園と法人事務局においてISO9001による組織運営と提供するサービスの質向上については、順調にシステムを運用できており、改善提案等により成果が上がっています。9月に第1回目の維持審査を受審しましたが不適合はありませんでした。また、他施設の取り組みについては中央事業所2施設が認証取得の準備に入り次年度取得を目指しています。なお、ISO9001の他、第三者評価機関による評価を継続して受審しサービスの質の絶えざる向上に努めています。

2.看護・介護における事故については、当期においても死亡にいたる事故は起きておりません。しかし、利用者の重度化が進んでいるなか、転倒・転落による骨折事故が多発しています。事故対策委員会活動が定着した結果、事故速報の発行、事故の数量的把握と分析、事故事例・再発防止研究会の開催等は着実に進んでいますが、事故防止対策については更に工夫が必要な状況となっています。

3.本年度から法人事務局に広報・企画担当部署を新設し、常置委員会として広報委員会を設置しました。外部広報としてホームページの刷新、賛育会ニュースの見直しを課題として活動しています。また、内部職員への情報の共有と合理的業務推進を図るため、業務推進検討委員会の提案によりパソコンソフト「デスクネッツ」(グループウエア)を全職員が利用できる体制を整えました。

4.昨年に引き続き7月5日(土)、役員・職員協議会を開催しました。本年は賛育会病院外来棟西館建て替え、東京清風園の拡充、豊野病院事業転換の3点に絞ってその可能性・クリアすべき課題等について協議しました。

5.近い将来予想される地震等大規模災害時に備える対応マニュアル等の整備・充実については進展がありませんでした。

6. 経営基盤の強化・確立を図るための財務計画

1.今後発生する設備投資を可能にし、将来とも責任を持って働きを継続できるために必要な経常収支差額を確保することについては、まことに残念ながら不十分な結果となりました。なお、設備資金の返済については予定どおり進めることができました。

2.管理可能経費を前年比3%以上削減することについては、事業収入の減少にも関わらず年度当初の諸物価高騰が響き目標達成はできませんでした。また、大型備品等の共同購入は進みませんでした。

7. 年度を越えて検討を要する中・長期計画

1東京清風園を墨田区における高齢者福祉事業の中心拠点となすべく、その拡充・移転を検討することについては、プロジェクトを立ち上げ鋭意検討を進めました。次年度には増築・移転の計画を明らかにできる予定です。

2.保育事業については、2011年4月オープンを目指し準備をしていきます。

3.介護療養病床廃止政策に伴い豊野病院の事業構想を検討する件、清林ハイツの事業転換の検討については、進展はありませんでした。

8. その他

1.10月6日(月)全国社会福祉協議会が創立100周年式典を開催しましたが、その席上において永年の社会福祉活動を行ってきた法人に対する表彰があり、賛育会も特別表彰を受けました。

2賛育会と早稲田大学大学院日本語教育研究科(宮崎里司教授)が協力して、外国人介護員の日本語能力を高めることを目的とした「すみだ日本語教育支援の会」活動を文化庁に申請したところ事業認定され、8月に発足しました。受講者は在留資格のあるフィリピン人介護員女性、日本語講師は宮崎教授からの派遣、会場提供・事務局は賛育会が担当しました。更に、パソコンによる日本語指導を墨田区内の「NPO法人てーねん・どすこい倶楽部」が応援してくれました。おりしもインドネシアから看護・介護の担い手が政府レベル(EPA)で導入されていますが、在日外国人の就労支援活動として注目され、新聞・テレビにも取り上げられました。

以上、2008年度事業についての概要報告でございます。
詳細につきましては、別途事業報告・決算報告書を作成しておりますので、閲覧をご希望の方はお申し出下さい。

お問い合わせ先 : 社会福祉法人 賛育会 法人事務局


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