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●2013年度事業報告

2013年度も賛育会憲章の精神を継承し、その実践に努める職員や関係者の努力、また多くの方々のお支えによりまして経営方針・事業計画に沿って運営できたことをまず感謝申し上げます。以下、概況をご報告申し上げます。


T.運営・活動状況
1.高齢者施設の利用率向上と法人全体での利用率やケア向上への取り組み

2012年度事業報告では、介護報酬改定の影響や利用率低下によって経常増減差額が落ち込んだという報告をいたしましたが、2013年度は、様々な取り組みの結果、利用率の向上、改善を果たしました。特養と短期入所を併せた利用率では10施設の内、8施設で予算策定時の利用率目標を超え、9施設で昨年より利用率が向上しました。一般デイでは、11施設の内、6施設で目標利用率を超え、7施設で昨年より利用率が向上しています。
これは、法人全体で「特養・短期利用率好調要因調査」、「デイ稼働率向上」等のプロジェクトの取り組みを通じて、要因分析、対策などを継続的に行ってきた成果です。
また、「介護記録改善」、「新入職員研修」の各プロジェクトを通じて、ケアの質の向上や法人内での標準化に取り組むことができました。
今後、更にこれらプロジェクトを継続し、認知デイの利用率向上、現場での業務改善に繋げてまいります。

2.賛育会病院の大幅な経常増減差額の落ち込み

2012年度には、経常増減差額で黒字だった賛育会病院は、大幅な赤字決算となりました。医師等の診療体制が整わなかったことや、分娩数の減少等により入院者数が大幅に減少いたしました。病院の赤字が法人全体の収支に大きく影響しており、病院の経営が安定するかどうかが法人全体の将来計画の鍵です。病院の改築計画も含めて、2014年度はその見極めの年になります。

3.安全、安心、快適なサービスの提供やリスクマネジメント体制が問われた

本年度は、マイホームはるみでの重大事故をはじめ、所在不明、誤薬等の事故があり、改めて私たちの日々のケアのあり方や事故防止対策、緊急時のリスクマネジメント体制が問われた年度でありました。
様々な場面でサービスやケアの質の向上に取り組み、成果を上げている中で、これら事故が発生したことは大変遺憾なことであり、我々の足元をもう一度見つめなおす機会となりました。事故の検証等を通じ、法人全体での事故防止対策を強化してまいりましたが、引き続き改善・強化に努めてまいります。また、法人としてのリスクマネジメント体制をより整備、強化していきます。

4.マイホームはるみの指定管理者辞退を決定

マイホームはるみの事故をきっかけにして、中央区と共に様々な改善に向けた取り組み、及び体制強化を行ってまいりました。中央区では、2施設を指定管理者として受けておりますが、医療依存度の高い利用者を区立施設で受け入れるという方針により、定員の1/4が医療的対応の必要な利用者を受け入れており、看護師を24時間配置としています。また、介護員についても医療面に関する知識や経験を要求される中で、2施設共に中央区立施設で必要な医療水準を保ち続けることは人的体制の維持の点等から難しいと判断し、マイホームはるみの指定管理者を辞退し、マイホーム新川の運営に集中することを決定いたしました。2015年6月末に次の事業者に引き継ぐことになりますが、法人全体で引継業務に全力をあげて取り組んでまいります。

5.清林ハイツの廃止とサービス付高齢者向け住宅への事業転換の推進

清林ハイツをサービス付き高齢者向け住宅に転換する取り組みは、設計業者を選定し、基本設計が終了しました。関係行政機関と相談・折衝を進めた結果、2014年度に医療介護連携型サービス付高齢者住宅への申請を行い、着工を目指すことになりました。
清林ハイツ入居者の退所支援については、第二清風園敷地内にある町田市の高齢者アパートを12月1日付で町田市から無償譲渡を受けることができましたので、入居者の方に、第二清風園敷地内の高齢者アパートや他の高齢者施設等へ移っていただくことができました。
清林ハイツは、2013年11月末をもって廃止としました。11月29日に「清林ハイツ使命完遂記念感謝会」を行い、40年の歴史と果たしてきた役割を振り返りました。その後3月に解体工事を完了いたしました。

6.職員の経営参画意識と地域事業所内のまとまりと連携の強化

四半期管理がより有効に活用されて、施設内での目標管理、目標達成意識、経営参画意識が高まっています。また、地域事業所内のまとまり、連携、協働が拡がり、地域包括ケアに向けて各地域事業所において、様々な取り組みがおこなわれました。

7.「ミッション100」プロジェクトを通じて理念・歴史への学びを実施

「ミッション100」プロジェクトでは、創立100周年に向けて、もう一度私たちの理念、根幹にあるキリスト教、あるいは歴史を学びなおすことを目標に内外の識者による6回の講演会を行い、TV会議システムも利用して、延参加者数は726名に達しました。今後、このまとめを行うとともに、更に学びを継続してまいります。

8.賛育会病院裁判への対応

60年前に起きた「新生児取り違え」裁判については、判決が社会的判断であるとして、一審判決に従って損害賠償金を支払いました。原告側も控訴しなかったことから、12月10日付けで判決が確定しました。


U.大変厳しい財務状況
前年度に引き続き、大変厳しい決算となりました。法人全体の経常増減差額は72,753千円であり、昨年比約6千万円の増ではありますが、当初予算比約1億円の減少です。中長期6カ年計画では、年間3億円の経常増減差額を目標にしていますが、このような状況が続くと新規事業はもとより、必要な施設改修、設備更新もできない状況になりかねません。また、これは、正職員から非正規化への移行を含む人材政策と賞与の減額などを行った上での結果であり、非常に厳しい状況です。主な点は次の通りです。

  1. 賛育会病院は、2012年度経常増減差額約3千万円の黒字から約2億1千万円の赤字に大幅な落ち込みとなりました。
  2. 特養等では、利用率の向上、人件費の削減により経常増減差額1億8千万円となり、当初予算比約1億5千万円の増となりました。特に昨年大幅な赤字であった東京清風園、及び相良清風園は予算対比、昨年対比で大きな改善となりました。しかし、今後の介護報酬の動向等から考えると特養等においては、これ以上、経常増減差額を増やすことは難しい状況にあります。
  3. 今後の安定した財政基盤確立は、賛育会病院の収支改善次第であり、同時にそれぞれの事業においても適正な運営をしていくことがより強く求められます。

詳細は会計報告で報告します。


V.評議員改選
本年度は評議員の改選期であり、評議員候補者選考委員会から提出された候補者名簿に基づき5月25日開催の第2回理事会において評議員が選任されました。近藤政雄氏が定款細則第35条による定年のため退任となり、後任に宮本義彦氏が選任されました。他の18名の方は再任されました。任期は2013年7月1日から2015年6月30日までの2年間です。


以上、2013年度事業についての概要報告でございます。

お問い合わせ先 : 社会福祉法人 賛育会 法人事務局



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