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1.2のさんいくかい 208号

「デング熱」ってどんな感染症?

平成26年8月下旬に国内感染者が約70年ぶりに発生したという「デング熱」とは、いったいどんな感染症なのでしょうか?昨今、様々な感染症がマスコミでも騒がれていますが、この感染症についても正確な知識をしっかり確認しておくことが大切です。今回デング熱についてまとめてみました。

「デング熱」ってどんな感染症?

デングウイルスに感染して起こる熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状となっていますが、感染しても軽症の人もかなりいるとされています。尚、このウイルスは4種類あり、最初に感染した種類と違うデングウイルスに再度感染すると重症化するケースも報告されております。

感染経路と潜伏期間について

ヒトからヒトへ直接感染することはなく感染した患者に蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖します。その蚊が他の人を刺すことで感染が成立します。感染してから発症するまでに、2日~15日の潜伏期間があります。(多くの場合、感染後3~7日で発症)

この流行地域について

熱帯・亜熱帯の全域(東南アジア、南アジア、中南米、アフリカ、オーストラリア、台湾など)が流行地とされています。日本人もこの海外で感染し、帰国後に感染報告(届出)が年間200名程度されています。従来、この流行は日本ではみられませんでした。

感染を媒介する蚊について

主たる媒介蚊はネッタイシマカですが、国内には常在していません。日本でよくみられるヒトスジシマカが同様の媒介をし、今回、代々木公園でこのウイルスが確認されたのもこの蚊からです。蚊と蚊の間の感染や卵を介してウイルスが次世代の蚊に伝わることは国内外で確認されていません。限定された場所で一過性と考えられていますが、感染者が増えれば、当然、流行範囲は拡がります。

予防接種や治療薬は?

両方ともありませんので、蚊に刺されないようにすることと、蚊を駆除することが一番の対策になります。また、この感染を検査する試薬キットは一般的な医療施設では用意されておらず、そのキットの在庫も足りない状況にあります。緊急性がない場合、この感染症での問合せは、保健所に連絡するのがよろしいかと思われます。

感染対策委員会 事務局

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